選んだ他人

本気で死のう、と思ったのは過去に二度しかない。 二度、は少ないのだろうか多いのだろうか。幸せな人生だったのだろうか。 一度は大学を卒業して初めに勤めたところで心を病んだ時。朝、目が覚めて枕元に垂れるカーテンに首を括って死ぬか、と考えた。カー…

京都生まれと海

わたしは京都生まれです。伏見生まれ洛西育ち。 うっさい洛中洛外だのやかましい。 今回書きたいことと京都人の精神論はあまり関係ないので深追いはしません。 京都市内で育った身としては海は特別な存在であった。 漁港や街に面している海は愛知や東京に少…

身を切る七月

七月がやっと幕を閉じた。梅雨とともに。 七月はひと月を通してずっと体調が悪かった。断酒をして通院するくらい体調が悪かった。 メンタルも芋づる式でやられた。もう破れかぶれよ。 医療用モルヒネを投薬された人のモルヒネレビューをさらっと見かけたこと…

砂を噛む

ご飯は美味しく食べたいものだ 好みの味で、適切な温かさで、きちんとした器に盛られていてもご飯の味がしないことがあった。 環境が甚だしく悪い状況で食事している時だ。 近くで誰かが怒鳴っているとか、自分が詰られているとか、ごはん時にそんなことする…

死者の数をかぞえて並べるあなたへ

コロナ禍、もともと引きこもりの性分であるために外出規制がはかどる。 インターネットに接続している友人たちも家で過ごすために前年に比して平日の昼間でもSNSは活発だ。または深夜でも。 COVID-19についてはSNSの発言を避けている。 2月下旬はデマや誤報…

先輩女王様に倣って

私にとっての女王様像 一番古い記憶ではディズニーの白雪姫(VHS版) 次に小学校の時、母の本棚で読んだ江戸川乱歩「芋虫」の須永時子夫人 中学の時にみた「CHICAGO」のキャサリン・ゼタ・ジョーンズが演じるヴェルマ・ケリー 谷崎潤一郎文学の中のナオミ、…

余白を埋めて

タトゥーの彫り師さんがしているYouTubeをみていた オモシ―チャンネルってやつなんだけど 「タトゥーを一つ入れるとなぜもっと入れたくなるのか」というお題の動画で、声が出るほど納得した答えがあった 「タトゥーを一つ入れると、残りの部分が余白に見える…

クリスマスの心の準備が出来ていない

えだまめです。寒いので冬眠しようかと思いましたが今日は最高気温が20℃と昨日より4℃高く比較的ぽかぽかしていたので久しぶりにブログを書こうかと思いました。 えだまめは京都に住んでいます。で、今は11月末。少し遅い紅葉も真っ盛り。先日の三連休はオー…

せめて噛め、自傷行為

これから自傷行為についてのあれやこれや書きますが、私自身は決して自傷行為を推奨しません。 他者を傷つけないことはとても良いことですが、できればあなた自身も傷つかないのが最良なのです。 この記事では死に至る自傷行為(自殺行為)ではなく、死に至…

メンヘラは不治の病ではない

メンヘラは不治の病ではない。 そしてこれはあなたのことを指して書いたものじゃない。勘違いするな、私の話だ。そもそもメンヘラは病なのかと問われればわたしは医療関係者ではないので知ったこっちゃない。私の思うメンヘラは「人間関係、特に恋愛について…